下田重工業 ガンプラ制作室

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GBWC2018が始まりましたね!

さて、いよいよ、GBWC2018の正式開催が告知され、2018/5/14から受付がスタートしましたね!

GUNPLA BUILDERS WORLD CUP 2018

 

昨年のデンドロビウム完成時にTwitterで宣言した通り、GBWC2018には応募はしません。

 

Twitterやリアルでお会いした時に「GBWC」のコツについて問われることも多いのですが、今回は、わたくし、下田重工業的が何を大事にしてGBWCに挑戦にて来たかについて少し書いてみたいと思います。

 

※注意※

あくまで個人的な思いであって、主催者や審査員に対し、私の考えがどのように映っていたのかはわかりません。その点ご理解いただける方のみ、続きをご覧ください。

 

 GBWC応募作品を作るにあたって、私は以下3点に気を付けてきました。

  1. ガンプラの新しい可能性を示す作品であること。
  2. 審査員に対し「落とせるものなら落としてみろ」といえる作品であること。
  3. 審査員が評価することを躊躇しにくい作りにすること。

一つ一つ説明します。

 

1.ガンプラの新しい可能性を示す作品であること

いきなり抽象的な表現で申し訳ないのですが、GBWCの審査ポイントの1つである「アイデア」を考えるにあたって、大事になる点と考えているので悪しからずです。

私の作品を見ていただいても分かる通り、GBWCは単純に『上手にプラモデルを作る競争』ではありません。

「”ガンプラ”を使ってこんな面白いことができる」ということを示したり、「こういう表現の仕方がある」ということを示すことが求められていると考えています。

例えば、「いろいろなキットをミキシングして、オリジナルの機体を作る」というのも、多種多様のキットが販売されているガンプラならではの楽しみ方で、『ガンプラの可能性』を表現しているといえると思います。ゆえに、必ず毎年ミキシング系の作品がファイナルに残っていますよね。ミキシングはあまりにも普及しすぎているので、アイデアではなくオマージュだろ?という声も聞こえてきそうですが、GBWC2017の世界大会の結果を見るに、審査員は、たくさんのキットを購入して、バランスよくそれらを機見合わせてミキシングすることをアイデアとみなしているのは確かです。(GBWC2018でどうなるかはわかりませんが)

 

 

2.「落とせるものなら落としてみろ」といえる作品であること。

 1.の延長線上にいるような内容なのですが、審査員に対して、「この作品を落とせるか!?」といえるくらいの作品となるように心がけました。

これは、単純に「作り込む」とか「丁寧に仕上げる」とか「カッコいい機体にする」というレベルの話ではありません。

主催者や審査員がどのような作品をファイナルに上げたいか?すなわち、ガンプラを販売するバンダイがどのような作品を評価したいと考えているかを考え、それに対する解を提示する形です。

私の過去の挑戦では、

  • 主催者の販売戦略に完全に乗っかった作品とすること
  • 過去のファイナル作品にはなかった新しい見せ方の作品とすること
  • 例年の審査方向に対するアンチテーゼ的な作品とすること

といった理由で「落とせるもんなら落としてみろ!」という感じで挑戦しました。

例えば、単純にミキシングでオリジナルのゴテ盛り機体を作るというアイデア作品は、過去にもいろいろ作品が出されているため、例年同じようなミキシングゴテ盛り機体が応募され、それらの作品と並べられて評価をされる形になります。その場合は、「落とせるもんなら落としてみろ!」ではなく、「今年は残れるかな?」的な考えになってしまいます。そのような考えになっても、ファイナルに残れる可能性はありますが、自分でも認識しているとおり、審査においては、同様の方向性の作品と比較されることになってしまいます。

そのため、私は、GBWC応募作には他者とは異なる明確なアピールポイントを設け、「落とせるもんなら落としてみろ!」と言えるような作品に仕上げるということを意識してきました。

 

3.審査員が評価することを躊躇しにくい作りにすること。

 審査員や主催者が、その作品を評価した際に問題にならない作品とすることは非常に重要です。

例えば、、

  1. 海賊版を使用しない:レギュレーションですし当然です
  2. 他者の知財を侵害しない:レギュレーションですし当然です。単純に見た目を他社の知財のオマージュにしないということだけでなく、タイトルにここ数年で他社の商品等に使われた有名な固有名詞を使わないといった配慮が必要と考えます。
  3. グロテスクな表現は使わない:仮にファイナルに残ると、子どもを含め多くの一般の方に現物を見ていただくことになります。血しぶきやリアルすぎる骸骨などの表現は子どもには堪えることが想像されます。実際はどうなるかはわかりませんが、「これをファイナルに上げたとして、会場で子供が泣くのでは?」と審査員に心配させてしまうことのないような作品とするということです(主催者としてはファイナルの会場で子供が泣き喚くのは避けたいですよね)。

といった感じです。

逆に、私は、他社のキットやマテリアルを使用する事については、あまり問題になる(審査員が評価することを躊躇する)とは考えていません。というものも、、

  • そもそも、塗料や薄め液、接着剤などは他社製品しか存在しない。
  • 他社のキットやマテリアルが使われた作品を審査員が評価したとして、使われた他社がクレームを入れてくるとは思えない(他社としても宣伝となっている)。

ためです。

勘違いしてもらいたくはないですが、他社キットを使う、使わないに関わらず、主催者の知財の範囲を逸脱する(=他社の知財を侵害する)作品を作ったら100%アウトと思うので注意が必要です(例えば、Dラえもんを模した作品を作ったりするなど)。

 

 とここまで、長々と書いてしまいましたが、私の作品で実例として説明すると、、

GBWC2015

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多種多様のガンプラ・ビルダーズパーツを組み合わせることで、ここまでできるということ(≒ガンプラの可能性)を表現。パテはほとんど使用していませんし、アウトラインを構成するパーツはほぼガンプラです。沢山のキット・ビルダーズパーツを使用すること、当時放送されていたビルドファイターズトライを模した展示とすることなど、主催者の販売戦略に沿うような作りとすることで、「これだけ媚びた作品を落とせるか!?」って勢いで臨みました。

GBWC2016

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大量の武器があると全部背負わせることばかり考えがちですが、武器をただ並べて武器の並び自身を主役にするという新しい見せ方(≒ガンプラの可能性)を表現。陸戦型ジムは自然な膝立ちができるように、フレームを弄りましたが、前年の作品のように、ミキシングでオリジナル機体にするわけでもなく、武装を含め、いずれも大改造的なことはしない作品とすることで、「オリジナル機体やオリジナル兵器を使わないアイデア作品を落とせるか!?」って勢いで臨みました。

GBWC2017

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 GBWCのサイズのレギュレーションを超過するデンドロビウムを50cm角一杯でカットして内部を作り込むことで、ガンダムの世界観から逸脱しなくともアイデアと明確な形で融合させれることが可能なことを表現。これはガンプラの可能性というよりは、GBWCの答えを模索した形になってます。

これはいろんな意味で「落とせるなら落としてみろ」って感じで、書き出したらキリがないので追々記事にしたいと思います。

 

といった具合です。

 

 

何だかんだで抽象的なので、今までのポイントを自分自身に問い直す方法を紹介したいと思います。

GBWCで優勝して、インタビューで『優勝の要因は何だと思いますか?』と問われたときに何と回答するか?

について考えてみてください。※目標が優勝ではなくファイナル進出ならば、『ファイナル進出の要因は何だと思いますか?』という質問に置き換えて考えてみてください。

自分の作品の魅力は自分自身が一番理解しているはずですので、それを自分が説明できない用では審査員にも伝わらないですよね。

 

この質問は不思議で、例えば2016の陸ジムはファイナル進出を目標にした物なんですが「ファイナル進出の要因は?」という問いには小一時間語れますが、「優勝の要因は?」という問いを仮定すると、回答に窮するものでした。逆に、明確に優勝を目指した2017は「優勝の要因は?」の問いに対して2,3時間は語れます。

 

皆さんも、それぞれの目標を達成した時のインタビューを想像しながら、目標達成していただければ幸いです!

 

ではまた今度(次回こそはνガンダムの頭部の改造について書きますね(;´∀`))